【花と緑の散策 特別編】
「グランドサーキット・レースウェイ」で見ることができる植物特集!
2016年12月20日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
中でも東京ディズニーランドのアトラクション「グランドサーキット・レースウェイ」は、隠れたお花の名所でもあります。
今回は、2017年1月11日(水)に惜しまれつつクローズする「グランドサーキット・レースウェイ」の特別編!
担当者のコメントとともに記録として撮り続けてきた画像を紹介します。
【ツツジ「トコナツ」:Rhododendron sp】
科名/属名:ツツジ/ツツジ 原産地:日本 見頃:4~5月
水はけの良い土に、よく日に当てて育てます。ハダニやグンバイムシが付くので、たまに植物全体に水をかけると良いでしょう。
この種は一株から3色の花が咲く品種なんですよ。色とりどりですが、植えているのは1種類だけ。どの色がどれくらい咲くのか、育てていてとても楽しい花です。
【キングサリ:Laburnum × Watereri cv. Vossii】
科名/属名:マメ/キングサリ 原産地:ヨーロッパ中南部 見頃:5~6月
肥沃で適度に湿った土を好みます。日当たりの良い場所に植えるのがポイント。まるで藤のような形の花を付けるので「黄花藤」の異名がありますが、実は藤の仲間ではありません。
日本の高温多湿が苦手で、潮風にも弱いので、この場所ではあまり成長せず大きくはなりませんでしたが、それでも毎年きれいな花を見せてくれました。
【サルスベリ「品種物」:Lagerstroemia indica】
科名/属名:ミソハギ/サルスベリ 原産地:中国 見頃:7~9月
日当たりと水はけの良い場所に植えましょう。カイガラムシとうどんこ病が出ますが、最近はうどんこ病耐性の品種も出ているようです。とても助かりますね。
定番の赤・白だけでなく、ピンク・紫・絞りなど、なんと7~8種類の品種があります。実は1周するだけで、メジャーな品種のほとんどを観賞することができるようになっていたんですよ!
【アメリカフウ「紅葉」:Liquidambar styraciflua】
科名/属名:マンサク/フウ 原産地:北米 見頃:11~12月
日当たりの良い場所に肥沃な土で植えます。丈夫で成長が早く、しかも大きく育ってくれるので、とても頼もしい存在でした。公害にも強いので街路樹などに使われますが、逆に大きくなりすぎて管理が大変な一面も。
紅葉のキレイな樹は山沿いに分布することが多く、平地の海沿いには向かないと言われています。ですので、パークで紅葉を楽しめる樹というのは珍しい存在なんですよ。
【パンジー:Viola × wittrockiana】
科名/属名:スミレ/スミレ 原産地:ヨーロッパ 見頃:12~3月
日当たりが大好きです。肥沃で水はけと水持ちの良い土に植えてください。真冬から花を咲かせるので、冬でも午前中に水をあげましょう。
真冬でも元気に美しく咲き続ける優等生です。最近は春の花の多くは、冬にも咲くことが分かってきましたが、パンジーはその先駆けの存在なんです。
いかがでしたか?
「グランドサーキット・レースウェイ」で最後のレースを楽しみつつ、まわりの植物も愛でてみてはいかがでしょうか?
きっとステキな思い出になるはずですよ。
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- パーク状況によって、予告なく植物が植えかえになる場合があります。ご了承ください。
Engineering Division Y.K./T.S.
Photos by Y.I.
【公式】東京ディズニーリゾート・ブログ