【花と緑の散策】
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2021年10月26日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!いまの季節にパークで見ることができる植物をご紹介します。
<東京ディズニーランド>
通常のニオイアラセイトウとは違い、パークでは低温処理なしで秋から花を楽しむことができる品種を使っています。冬も越せるので、バリエーションの少ない冬季花壇にとっては貴重な存在です。
肥沃な土壌を好みますので、定植の際には緩効性肥料を与えましょう。
我々キャストは、普段はチェイランサスと呼んでいますが、英名はWallflower(城壁の花)。城壁や壁の割れ目などから生えることから、その名がついたようです。イギリスの重厚なお城の壁にかわいらしい花が咲いている様子は、絵になりますね。
緑化木として栽培されているピラカンサの仲間には、赤い実が付くトキワサンザシやヒマラヤトキワサンザシ、オレンジ色の実が付くタチバナモドキがあります。葉が小さく、刈込にも耐えるので、盆栽やトピアリーにも利用されています。性質は大変強い植物ですが、移植は少々苦手です。
春には小さな白い花がびっしりと咲き、秋には小さい実がびっしりと付きます。
小動物の郷、クリッターカントリーには、所々にピラカンサのような小動物サイズの花や葉を付ける草花や木々を植えています。
<東京ディズニーシー>
冬の定番の鉢花です。パークでは屋外使用がメインなので、寒さに強い品種を使っています。
ご家庭では、室内で底面灌水鉢や普通鉢で楽しむ方が多いかと思いますが、適切な灌水管理とともに、元気な生育のためには花がらや枯葉はマメに取ることが大切です。
現在、一般的となっているシクラメンの元となったpersicumは、1700年代に地中海貿易の中継地キプロス島からイギリスへと渡り、その後欧米を中心にさまざまな園芸品種が生み出されました。
シクラメンの真骨頂は、鮮やかで品のある花の形と色です。年末のパークやクリスマスシーズンに気品という彩りを添えてくれています。
愛好家を魅了しているランの代表種です。
パークに植えているシンビジウムは交配種ですが、東アジア産の東洋ランも同じ仲間です。
比較的寒さに強いので、パークでは地植えで、うまくいけば年明けまで楽しむことができます。ご家庭では、鉢植えのシンビジウムは、真冬はレースのカーテン越しにお日さまが当たる窓際に置いてあげましょう。
ゴージャスな雰囲気を演出してくれるシンビジウム。ロストリバーデルタの広大なジャングルの中で、考古学者たちに発掘された工芸品にも負けない存在感がありますね。
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※パークの状況によって、予告なく植物が植え替えになる場合があります。ご了承ください。
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>>過去の【花と緑の散策】記事はこちらから
<東京ディズニーランド>
【ニオイアラセイトウ:Cheiranthus cheiri】
科名/属名:アブラナ科ニオイアラセイトウ属
原産地:南ヨーロッパ
見頃:11月~3月
場所:「蒸気船マークトウェイン号」付近/ウエスタンランド
通常のニオイアラセイトウとは違い、パークでは低温処理なしで秋から花を楽しむことができる品種を使っています。冬も越せるので、バリエーションの少ない冬季花壇にとっては貴重な存在です。
肥沃な土壌を好みますので、定植の際には緩効性肥料を与えましょう。
我々キャストは、普段はチェイランサスと呼んでいますが、英名はWallflower(城壁の花)。城壁や壁の割れ目などから生えることから、その名がついたようです。イギリスの重厚なお城の壁にかわいらしい花が咲いている様子は、絵になりますね。
【ピラカンサ:Pyracantha spp.】
科名/属名:バラ科トキワサンザシ属
原産地:ヨーロッパ東南部~アジア地域
見頃:11月~1月(実)
場所:クリッターカントリー入口付近/クリッターカントリー
緑化木として栽培されているピラカンサの仲間には、赤い実が付くトキワサンザシやヒマラヤトキワサンザシ、オレンジ色の実が付くタチバナモドキがあります。葉が小さく、刈込にも耐えるので、盆栽やトピアリーにも利用されています。性質は大変強い植物ですが、移植は少々苦手です。
春には小さな白い花がびっしりと咲き、秋には小さい実がびっしりと付きます。
小動物の郷、クリッターカントリーには、所々にピラカンサのような小動物サイズの花や葉を付ける草花や木々を植えています。
<東京ディズニーシー>
【シクラメン:Cyclamen persicum】
科名/属名:サクラソウ科シクラメン属
原産地:地中海沿岸
見頃:11月~12月
場所:「マクダックス・デパートメントストア」付近/アメリカンウォーターフロント
冬の定番の鉢花です。パークでは屋外使用がメインなので、寒さに強い品種を使っています。
ご家庭では、室内で底面灌水鉢や普通鉢で楽しむ方が多いかと思いますが、適切な灌水管理とともに、元気な生育のためには花がらや枯葉はマメに取ることが大切です。
現在、一般的となっているシクラメンの元となったpersicumは、1700年代に地中海貿易の中継地キプロス島からイギリスへと渡り、その後欧米を中心にさまざまな園芸品種が生み出されました。
シクラメンの真骨頂は、鮮やかで品のある花の形と色です。年末のパークやクリスマスシーズンに気品という彩りを添えてくれています。
【シンビジウム:Cymbidium sp.】
科名/属名:ラン科シンビジウム属
原産地:東南アジア、インド、東アジア
見頃:11月~12月
場所:「ユカタン・ベースキャンプ・グリル」付近/ロストリバーデルタ
愛好家を魅了しているランの代表種です。
パークに植えているシンビジウムは交配種ですが、東アジア産の東洋ランも同じ仲間です。
比較的寒さに強いので、パークでは地植えで、うまくいけば年明けまで楽しむことができます。ご家庭では、鉢植えのシンビジウムは、真冬はレースのカーテン越しにお日さまが当たる窓際に置いてあげましょう。
ゴージャスな雰囲気を演出してくれるシンビジウム。ロストリバーデルタの広大なジャングルの中で、考古学者たちに発掘された工芸品にも負けない存在感がありますね。
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※パークの状況によって、予告なく植物が植え替えになる場合があります。ご了承ください。
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>>過去の【花と緑の散策】記事はこちらから
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Photos by M.M.
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