みなさん、こんにちは。
突然ですが、みなさんはアートはお好きですか?
東京ディズニーシーには、アートギャラリーのようなレストランがあります。
メディテレーニアンハーバーのパラッツォ・カナルを見下ろす「リストランテ・ディ・カナレット」です。
ここでは、イタリアのアートギャラリーのような雰囲気の中で、窯焼きピッツァやパスタをゆっくりと味わうことができます。
「カナレット」とは、ヴェネツィアの都市景観画で有名なイタリアの画家、ジョヴァンニ・アントニオ・カナルの愛称です。
ゴシック様式の建造物で、石の彫刻、アーチ型の窓、石造りの柵やビン型の支柱など、すべての要素が芸術的に調和されたこのレストラン。
レンガが露呈している壁までも、まるで計算されて、元々その場所がそうなっていたかのような趣があります。
運河沿いの建物の1階部分には、ゴシック建築の特徴でもあるアーチのついたアーケードもありますよ。
レストランの入口をくぐり抜けると、開放的なダイニングが目に入ります。
半円筒状の天井には、花模様のステンシルが施され、キッチン側の半円部分には、カナレットの肖像画がダイナミックに描かれています。
床にはあたたかみを感じさせるテラコッタタイルも。
天井から吊り下げられた燭台風のデザインのシャンデリアや壁の照明から洩れるやわらかな光が、カナレットの作品の光と影のコントラストを美しく演出していますね。
お料理も、より一層美味しくなりそうですよね。
そして、美味しいお料理をさらに鮮やかに彩るのは、
「リストランテ・ディ・カナレット」のキャストです。
スタンドカラーの白いブラウスにシックなボルドーのジャケットと、シンプルなブラウスの胸元に控えめに施されたレースが印象的なコスチューム。
リッチな二枚仕立てのロングスカートは、ドレスを思わせるようなエレガントなデザインです。
差し色のクリームイエローも全体のアクセントになっていますよね。
窯焼きピッツァを焼くキャストのコスチュームも洗練されたデザインです。
ロールアップの袖口と襟から胸元のクリームイエローのトリミングが小粋な印象で、
ボルドーのパイピングもコックジャケットをほどよくキリリと引き締めています。
おしゃれなフォルムのコック帽をかぶれば、さらにスタイリッシュです。
「リストランテ・ディ・カナレット」のアートは、建物そのものに加えて、装飾物や雰囲気、BGM、料理、そしてキャストがそろって完成するとも言えますね。
それはまるで、複雑に絡み合う太陽、陰影、雲の要素が、建物や風景に光を投げかける様子を作品に生かしたカナレット独自の画風にどこか通じるかもしれません。
いかがでしたか?
うっとりするようなヴェネツィアの風景が、まぶたに浮かんできませんか?
>>「リストランテ・ディ・カナレット」についてはこちら
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Casting Department M.H.
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