みなさん、こんにちは。
東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントもすっかり春です!
さて、このブロードウェイの大通りに、ニューヨーカーのおなかを満たすデリカテッセン「ニューヨーク・デリ」へと続く小さな通りがあります。この、小さな通り。もしかしたらみなさんは、“通り”だと思っていないかも? でも、実はこの小さな通りには“ティンパンアリー”というれっきとした名前があるんですよ。
ティン=ブリキ、パン=鍋、アリー=横丁、という意味で、この近くでブリキ鍋をたたくような音がすることから付いた名前なんですよ。「『ニューヨーク・デリ』の近くなんだもん。お鍋の音だってするでしょ」ですって? いえいえ、そういうことではないんです。
それでは、いったいどういうことなんでしょう? 気になりますよね。
ここ、アメリカンウォーターフロントのブロードウェイは、言わずと知れたエンターテイメントの聖地。見てください。それを物語るかのように、“ティンパンアリー”では、サンドウィッチの宣伝までがエンターテイメント仕立てです。
実在のニューヨークの“ティンパンアリー”には音楽関係の出版社も多く、楽譜をチェックする楽器の音がひっきりなしだったそうです。いまでは楽曲配信など当たり前の時代ですが、当時はレコードの時代。しかも、まだまだ高価なものでした。そこで試演という方法で、その中身を知らせていたわけです。いまでもある試聴の最初とも思えるスタイルがこんなところにあったなんてびっくりですね!
もちろん本番に向けて、あるいは明日のスターを夢見て、多くの人が稽古に励んでいたでしょうから、それはほら、ブリキ鍋をたたくように、にぎやかな音が通りにあふれていたとしても不思議はないですよね。
なるほど、ここでもいろんな音が聞こえてきますね。
「ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ」の音や通りを走る車の音、道行く人の話し声にタップを踏む音、そして歌の練習……。
夜には、スクルージ・マクダックが金貨を数える音!?
ときには路上オーディションが行われて、歓声に包まれているときもありますよね!
近い将来、彼女たちがこのブロードウェイで公演をする日もあるかもしれませんね。
そんな、いろいろな人の熱い情熱がうずまくニューヨーク。いつもより少しゆっくり歩いたり、視線を高くしてみたり、そうそう、耳もすましてみると、いままで気づかなかった発見がたくさんあるかもしれませんよ!
>>アメリカンウォーターフロントについてはこちら
Resort Creation Department O.H.
【公式】東京ディズニーリゾート・ブログ