【花と緑の散策】
2017年10月17日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーランドで見ることができる植物を担当者のコメントとともに紹介します。
【キンモクセイ:Osmanthus fragrans var. aurantiacus】
科名/属名:モクセイ/モクセイ 原産地:中国 見頃:10月
場所:シンデレラ城付近(ファンタジーランド)
典型的な陽樹なので、とにかく日に当てるようにしましょう。強い樹なので根付いてしまえば水やりも施肥もほとんど必要なく、病害虫被害もほとんどありません。
大気汚染に弱いと言われますが、パークではキレイな花を付けるので、パークの空気はキレイということでしょう。でも、潮風に弱いようで上の方が枯れてきてしまいました。
【ヤマボウシ(実):Cornus kousa cv.】
科名/属名:ミズキ/ミズキ 原産地:東アジア 見頃:10~11月
場所:プーさんのハニーハント入口付近(ファンタジーランド)
日当たりの良い場所に水はけと水持ちの良い土で植えます。コンパクトにまとまるので広い場所ならば剪定の必要はありませんよ。
街路樹によく使われる「ハナミズキ」と間違える方がいますが、こちらは別物なんです。木の実はかわいいだけでなく、食べることもできるんですよ。
【ウツボカズラ(ハンギング):Nepenthes sp.】
科名/属名:ウツボカズラ/ウツボカズラ 原産地:東南アジア 見頃:9~10月
場所:ザ・ガゼーボ付近(アドベンチャーランド)
高温多湿の気候を好みますが、真夏の強光線で日焼けを起こすので、半日陰ぐらいの所に置くようにするのがポイントです。水を好み、乾燥に弱いので、水は多めに施すようにしましょう。冬越しには10℃ぐらいの温度が必要なので、温度管理にはご注意を。
虫を捕まえる植物として知られていますよね。この壺状の部分が矢を入れる「うつぼ(靫)」という武具に似ていることが名前の由来なんです。観賞対象は主にこの部分ですが、実はこの出で立ちからは想像できないくらい、目立たない白いかわいい花を咲かせるんですよ。
【ケイトウ‘ドラキュラ’:Celosia argentea cv.】
科名/属名:ヒイ/ケイトウ 原産地:インド 見頃:9~10月
場所:ホーンテッドマンション付近(ファンタジーランド)
真夏の暑さも平気なので、ガンガン日に当てましょう。また、蒸れに弱く多湿を嫌うので、水はけの良い土に。でも乾燥しすぎると成長が止まるので、土が乾いたらたっぷり水を注ぐようにしましょう。
「ホーンテッドマンション」の前に「ドラキュラ」という名前もできすぎですが、見るからに名は体を表していると思いませんか?
【オリーブ(実):Olea europaea】
科名/属名:モクセイ/オリーブ 原産地::地中海沿岸 見頃:9~11月
場所:プラザ付近(ワールドバザール)
日当たりと風通しの良い場所に植えましょう。地中海気候に適しているので、乾燥に強く過湿を嫌います。ですので、地植えの場合は水やりはいらないでしょう。
他花受精なので違う品種を植えないと実が付きません。ここには4品種植わっているので、毎年大量に実が取れるんですよ。
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※パーク状況によって、予告なく植物が植え替えになる場合があります。ご了承ください。
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Engineering Division Y.K.
Photos by Y.I./N.N.
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