【花と緑の散策】
2017年7月31日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今日は特別に、長年“花と緑の散策”のさまざまな植物を撮影し続けてきた東京ディズニーリゾート・フォトグラファーが厳選した懐かしい風景とコメントとともに、担当者の植物解説をお届けします!
撮影時期:2001年10月
場所:メディテレーニアンハーバー(東京ディズニーシー)
撮影時期:2002年2月
場所:メディテレーニアンハーバー(東京ディズニーシー)
「東京ディズニーシーのグランドオープン当初、「ザンビーニ・ブラーザーズ・リストランテ」横の段々畑はなんと、全部ブドウ畑でした。ワイナリーを改装して開いたイタリアンレストランだけあって、ワイン用品種が3種類もあったんですよ。」
【ブドウ:Vitis vinifera cv.】
科名/属名:ブドウ/ブドウ 原産地:地中海沿岸
日照時間の長い土地で降雨が少なく、水はけの良い土が向いています。冬場の剪定と施肥が翌年の収穫を左右するので、ぜひとも頑張ってください。
撮影時期:2002年10月
場所:ワールドバザール(東京ディズニーランド)
「みなさんもよくご存知のウォルト・ディズニーとミッキーマウスの“パートナーズ”の後ろでは、さまざまな季節の花が彩りを添えてくれていました。ちなみに当時は、東京ディズニーランドで1~2位を誇る大きさの花壇だったんですよ。」
【サルビア‘カラビニエール’:Salvia splendens cv.】
科名/属名:シソ/サルビア 原産地:南米
日当たりを好みますが、真夏の高温多湿が苦手なので、春と秋が栽培に適します。適湿な土に植えるのがポイント。次々に花を咲かせるので肥料切れにもご注意ください。
撮影時期:2003年3月
場所:トゥーンタウン(東京ディズニーランド)
「春、トゥーンタウンの桜が咲いている横をゆっくりのんびり移動する「ジョリートロリー」。今では桜の品種も変わり(今は天の川)、ジョリートロリーも2009年4月に惜しまれつつクローズし、「ロジャーラビットのカートゥーンスピン」近くでフォトスポットになっています。」
【サクラ‘思川’:Prunus lannesiana cv. Omoigawa】
科名/属名:バラ/サクラ 原産地:日本
日当たりが良く水はけの良い土に植えます。キレイな傘型になるので、ある程度広い土地が必要です。ソメイヨシノよりやや濃い色の花を咲かせます。
撮影時期:2007年9月
場所:ロストリバーデルタ(東京ディズニーシー)
「ロストリバーデルタのジャングルに咲くトロピカルなトケイソウ。ツルを伸ばして大きくはびこる様がジャングルの雰囲気にぴったりですね。」
【トケイソウ:Passiflora caerulea】
科名/属名:トケイソウ/トケイソウ 原産地:熱帯アメリカ
日当たりの良い場所に、肥沃で水はけの良い土に植えます。暑さに強いのが特長ですが、耐寒性のある種類を選ばないと外で冬を越せません。ツルを小まめに切ってあげると、花数を増やすことができますよ。
撮影時期:2012年4月
場所:ワールドバザール(東京ディズニーランド)
撮影時期:2012年4月
場所:ワールドバザール(東京ディズニーランド)
「シンデレラ城を背景に、美しく満開に咲き誇る桜の木。見事なまでに大きく育ち、春は絶好のお花見が楽しめました。」
【ソメイヨシノ:Prunus yedoensis】
科名/属名:バラ/サクラ 原産地:日本
サクラの中でも成長が早く大きくなります。「サクラ切るバカ」とよく言われるのは、特にソメイヨシノが傷に弱く、そこから腐ってしまうからです。
撮影時期:2013年5月
場所:マーメイドラグーン(東京ディズニーシー)
「トリトンキャッスルと肩を並べる背の高いヤシの木たち。“大きいことは良いことだ”という時代も終わりを告げます。」
【ワシントンヤシモドキ:Washingtonia robusta】
科名/属名:ヤシ/ワシントニア 原産地:メキシコ北部
耐寒性と耐乾性に優れている頼もしい存在。成長が早く、30m以上になるので個人の庭には向きません。
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東京ディズニーリゾート・フォトグラファー
稲富 洋一郎
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※パーク状況によって、予告なく植物が植えかえになる場合があります。ご了承ください。
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Marketing Division Y.I. / Engineering Division Y.K.
Photos by Y.I.
【公式】東京ディズニーリゾート・ブログ