【花と緑の散策】
2017年1月31日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーシーで見ることができる植物を担当者のコメントとともに紹介します。
【ワイヤープランツ:Muehlenbekia complexa】
科名/属名:タデ/ミューレンベッキア 原産地:ニュージーランド 見頃:通年
場所:グロットフォト&ギフト 付近(マーメイドラグーン)
半日陰にも耐えますが、日当たりが良い方がキレイに育ちます。乾燥しやすいので小まめに水やりを行うのがポイント。ハダニが付くのでたまに葉水をすると良いでしょう。
近くで見ても遠目で見てもかわいらしいので、個人庭でも人気のようです。ただ、成長が早く際限なく伸び続けるので、適度にカットして姿を整えてあげると良いでしょう。
【ジュリアン:Primula juliae】
科名/属名:サクラソウ/サクラソウ 原産地:コーカサス 見頃:12~2月
場所:ハンガーステージ 付近(ロストリバーデルタ)
充分に日に当てましょう。水切れを起こしやすいですが、過湿を嫌うので水やりには細心の注意が必要です。次々と花を咲かすので楽しく育てられる一方、肥料切れにはお気を付けください。
春の花の代表格だったはずが、いつの間にか冬の花の代表のような扱いになっています。鮮やかな色とかわいらしい形が魅力的ですが、ポリアンサという花も似た特徴をもっていて、見分けがつかないくらいそっくりなんですよ。
【エリカ:Erica cv.】
科名/属名:ツツジ/エリカ 原産地:南アフリカ・地中海沿岸 見頃:12~2月
場所:ハンガーステージ 付近(ロストリバーデルタ)
日当たりの良い場所に、水持ちと水はけの良い土を使って植えます。酸性土壌を好むので、ピートモスなどを混ぜましょう。風通しが悪いとカイガラムシが付くことがあるのでご注意を。
小ぶりな花がびっしりと集まったその姿は、ハンガーステージをより明るく見せてくれます。種類も多く、花色や形も珍しいものが多いので、一つひとつ観察してみると面白い発見があるかもしれません。残念ながら日本の夏の高温多湿が苦手なので、夏越しは難しいと言われています。
【オオバゴムノキ:Ficus macrophylla】
科名/属名:クワ/イチジク 原産地:東部オーストラリア 見頃:通年
場所:インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮 付近(ロストリバーデルタ)
日当たりが良く、水はけの良い場所に植えます。非常に丈夫なので根付いてしまえば灌水も施肥も必要ありません。また、取り木や挿し木でかんたんに増やせるのも嬉しいポイントです。
ゴムの木の仲間でも特にロストリバーデルタなどの熱帯を表現するのに非常に適しているんです。葉が大きくて厚くて、テカテカしていて、まさに理想的な熱帯樹です。
【フカノキ(実):Schefflera ocotophylla】
科名/属名:ウコギ/フカノキ 原産地:アジア東南部 見頃:12~2月
インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮 付近(ロストリバーデルタ)
日当たりを好みます。土質は特に選びませんが、水はけの良い腐植質に富んだ土に植えると良いでしょう。伸びすぎた場合、途中で切り戻してあげれば大きさを調整できます。
有名な観葉植物の「ホンコンカポック」の仲間です。自生北限地はなんと宮崎県!ですので、寒さに強く、使い勝手の良い樹種なんですよ。
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※パーク状況によって、予告なく植物が植えかえになる場合があります。ご了承ください。
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Engineering Division Y.K.
Photos by Y.I./N.N.
【公式】東京ディズニーリゾート・ブログ