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【花と緑の散策】
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2016年8月23日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん！
今の季節に東京ディズニーランドで見ることができる植物を担当者のコメントとともに紹介します。
【ヤブツバキ（実）：Camellia japonica】
科名/属名：ツバキ/ツバキ 原産地：日本・朝鮮 見頃：7～8月
場所：カフェ・オーリンズ付近（アドベンチャーランド）
半日陰にも耐えられますが、日当たりの良い場所の方が花付きが良くなります。肥沃で適度な湿り気のある土を好む性質を持っていて、萌芽力（ほうがりょく）が強いので刈込みにすることもできます。
本来暖地の樹なので、関東以西の温かい土地に向きます。一度、青森にある最北の自生地へ見に行ったことがありますが、よくこんな所まで広がってきたものだと感動しました。
【ソテツ（花）：Cycus revoluta】
科名/属名：ソテツ/ソテツ 原産地：九州南部～ジャワ 見頃：7～8月
場所：トゥモローランド・ブリッジ下（トゥモローランド）
日当たりと風通しの良い場所に植えます。過湿を嫌うため水をやり過ぎると根腐れをおこすのでご注意を。尖った花が雄花で丸いやさしい花が雌花です。秋には鮮やかな赤い実をたくさん付けます。
金持ちの樹と言われたり、金を食う樹と呼ばれたり、褒められたりけなされたりすることの多い樹ですが、病害虫もなく成長もゆっくりで、しかもしっかり育つので私は大好きです。
【トゲナシハナキリン：Euphorbia geroldii】
科名/属名：トウダイグサ/トウダイグサ 原産地：マダガスカル 見頃：7～9月
場所：ボイラールーム・バイツ付近（アドベンチャーランド）
アフリカ原産なので夏の暑さや直射日光に、多肉植物なので乾燥にも強いのですが、冬の寒さは苦手なようで、ここでは露地で冬は越せません。
普通のハナキリンは2cmくらいあるトゲが全体を覆っているので、どうしてもゴツゴツしていて怖いイメージが付いていますが、トゲナシハナキリンはその名の通りトゲがなく、花も丸みを帯びていてかわいらしく、全体的に優しいイメージです。
【コリウス（ハンギングバスケット）：Solenostemon scutellarioides】
科名/属名：シソ/コリウス 原産地：東南アジア 見頃：8～9月
場所：キャッスル・フォアコート付近（ファンタジーランド）
日当たりを好みますが、真夏の強光線は苦手で、葉焼けをおこすことがあります。乾燥に弱いので水切れに注意しましょう。
葉を観賞する植物なので、普通の花を観賞する植物よりも長く楽しめるという特徴があります。ピンチを繰り返して葉数を増やしたり、好きな形に作ったり、楽しみ方はたくさんありそうですね。
【ジニア・スウィズルチェリーアンドアイボリー：Zinnia elegans cv.】
科名/属名：キク/ジニア 原産地：中南米 見頃：7～8月
場所：トゥーンタウン・シティホール付近（トゥーンタウン）
日当たりの良い場所に水はけの良い土で植えます。日当たりが悪いと花付きが悪くなるので注意しましょう。雨などで土がはねて葉に着くと病気が出やすくなるので、植えた植物の地表面をビニールなどで覆う“マルチング”をするといいでしょう。
ジニアの印象とは異なる、落ち着いた美しい花色で、花も大きく豪華です。もともとキク科なのでこういった花も咲くことはあると思いますが、それでも昨今の育種技術に感動するばかりです。
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※パーク状況によって、予告なく植物が植えかえになる場合があります。ご了承ください。
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Engineering Division Y.K.
Photos by Y.I. / E.N.
【公式】東京ディズニーリゾート・ブログ