【花と緑の散策】
2016年2月23日
東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーシーで見ることができる植物を担当者のコメントとともに紹介します。
【タイワンツバキ:Gordonia axillaris】
科名/属名:ツバキ/タイワンツバキ 原産地:台湾・ベトナム・中国南部 見頃:1~2月
場所:ウォーターフロントパーク(アメリカンウォーターフロント)
日当たりと水はけの良い場所に植えましょう。15m程になる高木ですが、刈込みに耐えるので低く抑えることができます。
花の少ない冬の時期に、可憐な真っ白い花を次々と咲かせてくれるので、とても頼もしく感じています。しかもツバキの仲間ですが、ツバキと違って虫もつかない優等生のような存在です。
【ヘリクリサム:Helichrysum petiolare】
科名/属名:キク/ヘリクリサム 原産地:南アフリカ 見頃:通年
場所:グロットフォト&ギフト付近(マーメイドラグーン)
日当たりと風通しの良い場所に置くのがポイントです。過湿になると蒸れて内側から枯れるので、水やりは慎重に行いましょう。
銀緑色で細かい羽毛の生えた葉が神秘的ですね。ですが、いくらステキだからといってたくさん植えると大変なことに。成長が早くツルがどんどん伸びるので、ほかの花を覆ってしまいます。だから、十分なスペースがある場所に植えているのです。
【シーマニア:Gloxinia sylvatica】
科名/属名:イワタバコ/グロキシニア 原産地:ペルー・ボリビア 見頃:12~2月
場所:ハンガーステージ前(ロストリバーデルタ)
日当たりを好みますが、真夏の強光線は避けましょう。乾燥させるとしおれてしまいますが、逆に過湿にすると腐ってしまうのでご注意を。
本当は観葉植物で、暖かい地方の原産ですが、ある程度の寒さには耐えるので、鮮やかな花が映えるようハンガーステージ前のこの場所に植えました。日当たりが良く霜が直接かからないよう気を付けながら育てています。
【シコンノボタン:Tibouchina urvilleana】
科名/属名:ノボタン/ティボーキナ 原産地:ブラジル 見頃:12~2月
場所:アリエルのグリーティンググロット付近(マーメイドラグーン)
日当たりの良い場所を好みます。成長が早く、放っておくと大きくなりすぎてしまうので、開花後に思いきり切り戻してみましょう。形と大きさを保つことができますよ。
どうも本来は冬に咲く花ではないようです。でもここでは毎年、今頃咲くんですよ。温暖化の影響でしょうか?それともやはりディズニーマジック・・・でしょうか?
【アビス:Asplenium nidus cv. Avis】
科名/属名:チャセンシダ/アスプレ二ウム 原産地:熱帯 見頃:通年
場所:ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイル付近(ロストリバーデルタ)
1年を通して半日陰で湿度の高い場所に植えましょう。成長点が乾かないように葉水も忘れずに。でも、過湿になると今度は逆に枯れてしまうので、水はけはよくしておいてください。
とてもキレイで大きな葉と形は林床でも目立ちます。小さな川の流れとシンビジウムの花、そしてアビスの組み合わせが映えるこの場所は、絶好の撮影スポット。夏よりも今の時期の方が美しく感じます。
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※パーク状況によって、予告なく植物が植えかえになる場合があります。ご了承ください。
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Engineering Division Y.K.
Photos by Y.I. / N.N.
【公式】東京ディズニーリゾート・ブログ