【花と緑の散策】

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東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!
今の季節に東京ディズニーシーで見ることができる植物を担当者のコメントとともに紹介します。


「オープンセサミ」付近のギョリュウの画像

【ギョリュウ:Tamarix chinensis】
科名/属名:ギョリュウ/ギョリュウ 原産地:中国 見頃:通年 
場所:オープンセサミ付近(アラビアンコースト)

非常に丈夫で、日当りの良い場所を好む以外、半乾燥地から湿潤地まで土地は選びません。強剪定(不要な枝を根元から切り落とすこと)にも耐え、挿木という手法でかんたんに増やすことが出来ます。
一定の季節に一気に葉を落とす“落葉樹”には珍しく潮風に強いので、東京ディズニーシーにピッタリな植物です。放っておいても5~6m位までにしかならないので、その点でもお手入れに手間がかかりません。
 

 

「フランダーのフライングフィッシュコースター」付近のリーフレタスの画像

【リーフレタス:Lactuca sativa var.crispa】(寄せ植え)
科名/属名:キク/アキノノゲシ 原産地:地中海沿岸~西アジア 見頃:11~2月 
場所:フランダーのフライングフィッシュコースター付近(マーメイドラグーン)

夏の高温が苦手なので、普通は春と秋に栽培します。根を浅く張るので水はけと水切れに注意しています。野菜として栽培する場合は、日が長くなると花が咲いてしまうので、種まきの時期に気を付けましょう。
冬の花壇は使える花が限られるので配置・配色が難しいですが、冬でも成長する野菜類を混ぜると、混植のバリエーションが広がります。
 

 

「ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイル」入口付近のオニヤブソテツの画像

【オニヤブソテツ:Cyrtomium falcatum】
科名/属名:オシダ/ヤブソテツ 原産地:日本 見頃:通年 
場所:ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイル入口付近(ロストリバーデルタ)

シダ類には珍しく、強光線にも乾燥にも耐えられます。海岸沿いの崖地に生えている物は潮風にも耐えています。そのくらい丈夫なのですが、基本は半日陰の湿った環境が1番です。
植物の葉が1年中緑色である植物“常緑”で、更に潮風にも強いのでパークでたくさん活躍しています。葉の裏を見て、「虫がたくさん付いている」と驚く人がいるのですが、これは胞子嚢(ほうしのう)といって、シダ植物の葉の表面やコケ植物にみられる、成熟すると破れて胞子を散布するものですのでご安心ください。
 

 

「ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイル」出口付近のムサシアブミの実の画像

【ムサシアブミ(実):Arisaema ringens】
科名/属名:サトイモ/テンナンショウ 原産地:日本~中国 見頃:11~1月
場所:ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイル出口付近(ロストリバーデルタ)

葉と根が年に1度しか伸びないので、水はけと水持ちの良い土に植え、枯らさないようにします。また夏の高温多湿を嫌うので、植え場所にも注意しています。
「武蔵鐙」(ムサシアブミ)という名前は、昔の坂東武者が使っていた乗馬の道具「鐙(アブミ)」に花の形が似ていることから付きました。花の形も変わっていますが、実はとっても目立つ存在なんですよ。  

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 ※パーク状況によって、予告なく植物が植え替えになる場合があります。ご了承ください。
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>>過去の記事はこちらから
 

 

Engineering Division Y.K.
Photo by Y.I.

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