【花と緑の散策】

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東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん!今の季節に東京ディズニーランドで見ることができる植物を担当者のコメントとともにご紹介します。

ビワの花の画像,東京ディズニーランド

【ビワ(花):Eryobotrya japonica】
科名/属名:バラ/ビワ 原産地:中国・日本 見頃:1月~2月
場所:アドベンチャーランド(アドベンチャーランド・バザール付近)
深い土壌と肥沃で水はけの良い土を好みます。夏の高温多湿な気候は平気ですが、収穫期に長雨があると果実のできが悪くなってしまいます。育てるには南西向きで風の当たらない山の中腹が適しているようです。
日本原産でこれぞ日本の果物という感じの植物ですが、大きくてテリのある葉が、エキゾチックなジャングルの雰囲気をすてきに演出してくれています。

キンセンカ,東京ディズニーランド

【キンセンカ:Calendula officinalis】
科名/属名:キク/キンセンカ 原産地:南ヨーロッパ 見頃:12月~3月
場所:アドベンチャーランド(カフェ・オーリンズ前)
保水力のある砂壌土を好み、水はけが悪い土や冬の過度な乾燥は苦手です。房総などでは冬にお花摘みを楽しめる花として、大々的に栽培されているので、摘んだ事のある方も多いのではないでしょうか。
明るくはっきりした花色を生かし、冬のアドベンチャーランドを彩ってくれる貴重な存在です。

サザンカ,東京ディズニーランド

【サザンカ:Camellia sasanqua】
科名/属名:ツバキ/ツバキ 原産地:日本 見頃:12月~2月
場所:ファンタジーランド(クイーン・オブ・ハートのバンケットホール付近)
丈夫でめばえる力が強く、土質もほとんど選びません。半日陰でも成長するので、裏庭のような所によく植えられますが、日当りが悪いと花数が減ってしまいます。
みなさんは、ツバキとサザンカの見分け方を知っていますか?葉や花が大きい方がツバキと思っている方が多いと思いますが、必ずしもそうではないようです。花が一気にポトリと落ちるのがツバキ、花弁が一枚ずつ散るのがサザンカという説がありますよ。

ハボタンプラチナケール,ルシールワイン,東京ディズニーランド

【ハボタン“プラチナケール ルシールワイン”:Brassica oleracea var. acephala】
科名/属名:アブラナ/アブラナ 原産地:ヨーロッパ南西部 見頃:12月~3月
場所:トゥーンタウン(ミニーの家:庭)
球のような形にはなりませんが、キャベツの仲間です。これは観賞用なのですが食べられる品種もあるんですよ。水はけが良く、適度に湿った肥沃な土と日当たりを好む植物です。
この植物のおかげで、ミニーの好きな水玉模様をお庭にも再現することができました。模様だけでなく、よく見るとハボタン自身が宙に浮いた水玉に見えますね。

ハボタンプラチナケール,ルシールバニラ,東京ディズニーランド

【ハボタン“プラチナケール ルシールバニラ”:Brassica oleracea var. acephala】
科名/属名:アブラナ/アブラナ 原産地:ヨーロッパ南西部 見頃:12月~3月
場所:トゥーンタウン(ミニーの家:庭)
これは切花用の品種で、本来はもっと大きくなるのですが、ポット栽培することで小さめに育て、栽培期間を長くすることで足を長く作っています。
よくキャベツの一番外側に白い粉のようなものがついていますが、あれは農薬ではなく植物が自分を守るために出している、「ブルーム」という物質です。この品種はそれを出さないので、テラテラとしたハボタン本来の色が楽しめるんですよ。

 

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 ※パーク状況によって、予告なく植物が植え替えになる場合があります。ご了承ください。
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>>過去の記事はこちらから
 

Engineering Division Y.K.
Photo by Y.I.

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