ニューヨークの波止場を舞台にした、夫婦の商売繁盛記
2012年12月10日
ここは東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントにある「リバティ・ランディング・ダイナー」です。
このような小屋は、19世紀末~20世紀初頭のアメリカでよく見られました。トタン屋根の素朴なデザインが情緒的ですね。
さて、今日はこのお店にまつわる物語をご紹介しましょう。
お店の上には、こんな看板が取り付けられています。
「THE WIFE SERVES CHOW IN FRONT OF THE SHACK, BUT I STILL FIX ENGINES ’ROUND THE BACK!」
(表は女房の食べ物屋だが、私は裏で今でもエンジンの修理を続けているよ!)
実はここ、もともと「リバティ・ランディング・マリンエンジン・リペアーズ」と呼ばれる、船のエンジンやボイラーを修理するお店でした。
腕のいい店主のおかげで、店はいつも大忙し!店主の奥さんは「私も何か力になれないかしら?」と考えます。
そして夫や従業員、店を訪れた船乗りたちに得意の料理をふるまい始めたのです。
そのおいしいこと!彼女の料理はたちまち評判になり、次第に船乗りや港で働く人々が、彼女の料理を楽しむためだけに来店するようになりました。
そしてついには店の反対側を改装し、「リバティ・ランディング・ダイナー」を開くまでになったのです。
港からやってくる船には「リバティ・ランディング・マリンエンジン・リペアーズ」が、通りからやってくるお客さんには「リバティ・ランディング・ダイナー」が見えるようになっているんですね。
海水ですっかりさびていますが、護岸に修理屋の看板もあるんですよ。
ちなみにこれ(↓)、なんだかわかりますか?
なんとこれ、本物の船のエンジンなんです!手前には工具が置かれているので、どうやら修理中みたいですね。
看板の文字通り、「リバティ・ランディング・ダイナー」が評判になった今でも、旦那さんは仕事を続けているようです。
>>「リバティ・ランディング・ダイナー」についてくわしくはこちら
Resort Creation Department E.I.
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