【花と緑の散策】

お気に入り

東京ディズニーリゾートには四季折々に見頃を迎える植物がたくさん。
今月は今の季節に東京ディズニーシーで見ることができる植物を担当者のコメントとともに紹介します。
 

キンレイジュの画像

【キンレイジュ:Tecoma stans】
科名/属名:ノウゼンカズラ/テコマ
ロストリバーデルタ:レイジングスピリッツ ファストパス発券機横
見頃:7月~10月

熱帯から亜熱帯にかけては庭で美しい花が観賞できますが、日本では冬は温室に入れなくてはなりません。5月頃外に出し地植えにすると、夏から秋にかけて花を楽しめます。日当たりが良く風を避ける場所に、適度に肥沃で水はけの良い土壌を選んで植えます。
鹿児島県に行った時に、とある材料屋さんの温室の中に静かに咲いていました。大きくはないのに体いっぱいに花を付けていた姿を見て、一目ぼれしてパークまで連れてきてしまいました。

 

ザクロの画像

【ザクロ:Punica granatum】
科名/属名:ザクロ/ザクロ
アラビアンコースト:ジャスミンのフライングカーペット横 水車前
見頃:9月上旬~10月

欧米初め世界中で果実として栽培されているのに、日本ではもう一つ果実としてなじみが無いようです。江戸時代には花石榴(はなざくろ)といって、花を観賞するための品種改良が盛んに行われました。
この場所はプリンセス・ジャスミンの父親、サルタン王がジャスミンの為に作ってくれた庭の一部です。紀元前から中近東方面で盛んに栽培されていたザクロは、きっと本当に王宮の庭に植えられていたかもしれませんね。

 

ミレット・パープルマジェスティの画像

【ミレット・パープルマジェスティ:Pennisetum glaucum】
科名/属名:イネ/ペニセタム
アメリカンウォーターフロント:ケープコッド・クックオフ付近
見頃:9月上旬~10月

和名を「チカラシバ」といい、日本にも2種が自生しています。適度に湿った水はけの良い土壌と日照を好みます。イネの仲間なので晩夏から秋にかけて開花して種を付けます。もちろん食用になる種類も有りますが、基本的には観賞用に品種改良され栽培されています。繁殖は普通実生で、交配品種は株分けによって増やします。
紫色が最も強く出る品種で全体に見事に色が付いています。派手すぎ?!と感じる人も居るかもしれませんが、広いパークではこのくらいインパクトがあった方が良いのです。

 

アップルミントの画像

【アップルミント:Mentha suaveolens】
科名/属名:シソ/ハッカ
メディテレーニアンハーバー:ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ裏ハーブ畑
見頃:8月~10月

ヨーロッパ・アフリカからアジアまで広く自生し、湿地帯や多湿地帯の周りに良く分布しています。栽培は肥沃で適度に保水性の有る土壌に植え、日向から半日陰ぐらいでよく生育します。
浅根性で地下茎を長くのばし、いくらでも増えます。香りが高く人気のあるハーブですが、気を付けないと庭中にはびこって雑草化してしまう場合がありますので要注意!

 

【コルディリネ・アイチアカ:Cordyline terminalis cv.Aichi-aka】
科名/属名:リュウゼツラン/コルディリネ
アメリカンウォーターフロント:マクダックス・デパートメントストア前
見頃:6月~11月

非耐寒性で5℃以上の温度が必要なので、冬は温室に入れます。生育させるには15℃ぐらいの温度を保ち多湿ぎみに管理します。水はけが良く肥沃な土壌を好み、成長期には水と肥料を切らさないようにして下さい。
今年はロンドンオリンピックにちなんで、聖火をイメージしてみました。

 

—————————————————
 ※パーク状況によって、予告なく植物が植え替えになる場合があります。ご了承ください。
—————————————————
>>過去の記事はこちらから
 

Engineering Division Y.K.
Photos by Y.I.

【公式】東京ディズニーリゾート・ブログ

SNSで友達にシェアしよう♪

記事アーカイブ

ブログ内検索

皆様のお声をお聞かせください。

閉じる