各界・体験者の声

各界からのメッセージ


鈴木敏恵さん
一級建築士・千葉大学教育学部 特命教授
島根県立看護短大客員教授・未来教育デザイナー

ディズニーアカデミーに寄せる期待

「気付く力」こそ「生きる力」

東京ディズニーリゾートは、『ハピネス=幸福感の提供』を目的とした意図に満ち充ちた「教室」です。情景・建物・造作・キャストの応対や所作、どの一つを取っても、その奥には-ハピネス-幸せにしたいという意図があることに気付くことができます。
あなたは普段の生活の中で、何気なく咲いている花を美しいと気付きますか?「気付く力」とは、生きる力(コンピテンシー)・優しさ・賢さ(テストの学力ではない)・イメージ力(想像力)です。また幸せな人生のための良いことを発見する能力、よりよい世界を実現するための人間の高い能力を「課題発見力」といいます。これら生きていくために必要な「学ぶ力」を凝縮して学習できる場、それが東京ディズニーランドや東京ディズニーシーです。

見えなかったものが見えてくる

中学・高校は社会に出る前段階。その時期に一番高めて欲しい能力、それは気付こうとする「意志の力」です。東京ディズニーリゾートに行ったら、何でもない場所に立ち、静かに自分の心とお話しながら360度見渡してください。一つ一つの発見に終えず、その関連も考えましょう。「部分知」だけでなく、「全体知」をつかむことが大切です。「この不思議な世界はどうやって造られたのかしら?」そう気付き始めると今まで見えなかったものが見えてきます。「俯瞰(ふかん)する目」を養うのです。俯瞰は大人だからこそできる能力です。ミクロとマクロの視点を持って俯瞰してください。
今度はじっと耳を澄ませてください。楽しげなファミリーの呼び合う声。鳥のはばたき。火山の爆発音。海底のうなり。そんな効果音によっていつの間にかあなたは不思議な世界に入り込んでいます。あなたを楽しませようと優しい心で造られた世界。だから東京ディズニーリゾートに行くと、楽しい、また来たいなって思えるのです。新しい東京ディズニーリゾートの味わい方・学び方をしましょう。
目・耳・鼻などの五感を使って豊かな心で感じると、世界が魔法のようにフルカラーで輝きだします。気付く力を磨くと何回来ても楽しさ・新しさ・嬉しさを味わえます。東京ディズニーリゾートを楽しむのはあなた自身の力なのです。この経験はきっと私達の日常風景の見方・感じ方さえ鋭敏に変えることでしょう。

インプットしたら「知のアウトプット」を!

現実の世界に帰ったら、さあ「プレゼンテーション大会」です。行く前に「テーマ」を決めておきます。たとえば「お年寄りと一緒に行く時に一番楽しめるコース。」「お花が一番綺麗に見える場所はどこ。」「子どもと一緒に過ごす時に役立つ情報。」など。そのプレゼンテーションを聞いたみんなに「へー、そうなんだ!」「知らなかった!」「私も東京ディズニーランド、東京ディズニーシーで確かめてみたい!」と思わせることが出来、大きな拍手が得られたらプレゼンテーションは成功です。みんなに気付く秘訣を教えてあげましょう。あなたの発見を分かちあうことに価値があるのです。
プレゼンテーションのポイントは3つです。

1.聞いた人の役に立つこと(なるほど!と思わせる)
2.根拠(証拠)を入れる(具体的な事実や数値で示す。マップで示す。)
3.あなた自身が全身で相手に伝えること(最大級の笑顔で!)

21世紀の学びとは「インプット」したら必ず「アウトプット」することです。やりっぱなしの体験で終わらせず、必ず得た知を活かし、再構築して人にわかりやすく伝え、皆からフィードバックをもらいます。これにより新しく得た知識は完全にあなたのものになり、あなた自身の大きな生きる力になるのです。東京ディズニーリゾートで得た「力」でどうぞ素敵な大人になってください。そしていい未来をこの現実の世界でかなえてください。